純真な時代の愛
1970年代。向上心あふれる紡績工場の女工・費霓は、大学に進学して知識で運命を変えることを夢見ていた。そんな折、中学校の同級生・方穆揚が人を救って負傷し、英雄となる。彼の看病を申し出た費霓には、善行で評価を上げ大学の推薦を得たいという下心があった。しかし、その望みは何度も叶わない。
現実のプレッシャーが次々と彼女にのしかかる。兄の婚房問題を解決するため、費霓は方穆揚に偽装結婚を提案。いくつもの波乱を経て、ようやく二人だけの部屋を手に入れた彼らは、二段ベッドで暮らす“小さな夫婦”となる。共に困難に立ち向かい、互いの夢を支え合う中で、不器用ながらも温かい日々が続く。そして、淡々とした暮らしの中に、ひっそりと、しかし確かに芽生えていく情投意合の恋——。
やがて費霓は念願の大学進学を果たし、方穆揚も画家としての夢を実現させる。二人は幸福な人生と輝かしい未来へと、歩みを進めていく。


